
Project Title
床面からの受容する空間認知研究
プロジェクト概要
人の心を動かす空間ってどうやってデザインするの?
- 動機・課題
デザイナーは空間をデザインするとき、その空間に入った人にどう感じてほしいのかを想像し、「無意識に」空間を構成する床や壁、天井などの形状や素材を選択していきます。われわれはデザイナーが「無意識に」あるいは「暗黙知的・経験知的」に行っているデザインが実際の空間においてどのように人の心を動かしているのか、
実験を通して明らかにしていきたいと考えています。
- 仮説・解決方法
まず、重力がある限り必ず身体が接地する“床面” を対象に実験研究を行います。
空間には天井・壁・床などの様々なデザイン要素が存在しています。
我々はそれらの空間要素の中でも重力がある限り必ず身体が接地する“床面” を対象に実験研究を行うことにしました。
床以外が同じ環境の2 つの実験空間に特性の大きく異なる2つの床材を配置し、実際に空間に入った人の認知や行動にどのような変化が起きるのかを比較する実験を行っています。
- 将来的なビジョン
床面からの受容する情報だけではなく、将来的には人々の行動が空間からどのように影響を受けているのかを解き明かしていきたいと思っています。



谷 清鳳
デザイナー
主に企業のコミュニケーションデザインに関わる空間のデザインに携わってきました。
特に自然科学やデジタルコンテンツを内包するような体験のデザインが得意分野です。アナログな手法とテクノロジーを境界なくデザインしたいと思っています。

今井 健人
プランナー/エンジニア
専門である認知科学とメディアアートを土台に様々な媒体で創作活動を行う|万人へ錯覚を促す恣意的な空間体験づくりに取り組む|クマ財団5期生|SIGGRAPH ASIA 2022 Best XR Content Award, 第0回 Tech Direction Awardsなど受賞歴多数。

吉江 優
デザイナー
グラフィックからプロダクト、空間デザインまでを等価な視線で、そのとき求められているものは何かを常に考え、幅広く提案することを心掛けています。最近はリブランディングに伴う店舗デザインや大規模商業施設、プロダクトデザインの仕事に多く取り組んでいます。

中谷 唯和
デザイナー
2023年入社、同年no.10所属。大学で建築学を専攻し、空間の持つ魅力に気づきました。琴線にふれる空間を届けたいです。