Project Title
からだことば
プロジェクト概要:
言葉だけに頼らない、からだを通したコミュニケーションの豊かさを探る
- 動機・課題
コロナ禍を経て、オンライン会議やテキストでのやりとりが当たり前になった。素早く伝えられるようになった一方で、相手との距離感がつかみにくくなり、受け取り方のずれや、どこかそっけない感覚も増えている。いつの間にか、伝え合うことを言葉だけに任せてきたのかもしれない。人が向き合う実空間を手がける私たちだからこそ、コミュニケーションの場をからだの観点から捉え直してみたいと考えた。
- 仮説・解決方法
仮説:
からだを通したやりとりは、言葉に重みや深みを与え、人と人の関係まで豊かにしていくのではないか?解決方法:
その手がかりとして、からだのポーズで物語を紡いでいくデジタル絵本を制作。ポーズをひとつとるたびに、お話が自由に広がっていく。からだを使って言葉をつなげることで、物語をより深く受け取れることを目指した。からだを通して言葉の受け取り方がどう変わるかを確かめ、その気づきを人が向き合う場へどう生かせるかを探求している。
- 将来的なビジョン
舞台を観て心が震えるように、同じ空間で交わされるやりとりには、画面越しでは届かない力があるように感じる。からだを通して得られる気づきは、言葉だけに任せない伝え合い方のヒントになるかもしれない。その探求を、人が集い、向き合う空間づくりへと広げながら、人と人の関係がより深まる場のあり方を考え続けていきたい。
今井 健人
プランナー
専門である認知科学とメディアアートを土台に様々な媒体で創作活動を行う|万人へ錯覚を促す恣意的な空間体験づくりに取り組む|SIGGRAPH ASIA 2022 Best XR Content Award, 第0回 Tech Direction Awardsなど受賞。