
Project Title
My Curator
プロジェクト概要
自分が興味を持ちそうな情報を最適な場所・タイミングで提供する展示サポートコンテンツの開発。
- 動機・課題
時代の変化と共に、様々なオンラインコンテンツがパーソナライズ体験を生み出している中、リアル空間は大衆に対する情報のままになっています。人によっては広く様々な情報を知りたい人もいれば、より深く詳細な情報まで知りたい人もいます。利用者が興味を持つ内容を最も楽しめる手法で提供される場に変化すれば、ミュージアムはもっと進化できるのではないでしょうか。
- 仮説・解決方法
エンドユーザーごとの情報を蓄積するデータベースを構築し、利用者の体験内容や選択によって、パーソナルデータが更新され、蓄積されたデータに応じて情報や体験をリコメンドしていきます。AIによって、趣味趣向を分析し、情報や体験を提供していきます。
- 将来的なビジョン
誰もが自分自身の趣味趣向データを持ち、当人が興味を持ちそうな施設やイベントをいつでも確認ができるようになることを目指します。また現地に訪れれば、おすすめの展示や体験をリコメンドされ、興味の数珠つなぎによって、より深い世界に飛び込んでいくことができます。そんな空間のあり方もあるのではないでしょうか。

吉武 聡一
デジタルクリエイティブディレクター
空間体験のプランニング、デジタルコンテンツ制作を企画から実装まで一貫して行うディレクター。主な研究開発のテーマは空間におけるデータ活用。乃村が取り組めていない領域で新たな価値・ビジネス創出に挑戦中。

江藤 忠邦
ディレクター
未来の技術リサーチを淡々と進める。大学や外部研究所との共同研究を通じた学術知見を深める。

佐竹 和歌子
プランナー
博物館や科学館など文化施設を中心に展示空間のプランニングを行う。多様な利用者と共につくるインクルーシブワークショップの企画や実施にも携わり、誰もを受け入れる施設づくりと、その可能性を拡げていくことを目指す。

大栁 友飛
デザイナー
空間のデザインや、プロダクト、サービスの設計など、幅広いアプローチを駆使しながら本質的なアイデアを考えることが好きです。最近は「創造性に寄与するAIとはなにか?」をキーワードに、さまざまなプロトタイプを試作中。

今井 健人
プランナー/エンジニア
専門である認知科学とメディアアートを土台に様々な媒体で創作活動を行う|万人へ錯覚を促す恣意的な空間体験づくりに取り組む|クマ財団5期生|SIGGRAPH ASIA 2022 Best XR Content Award, 第0回 Tech Direction Awardsなど受賞歴多数。