
Project Title
現象
プロジェクト概要
空間デザイン視点から現象を研究する。
- 動機・課題
自然現象には人が心地よさを感じる要素が膨大に含まれています。
しかし人が大半の時間を過ごす屋内空間においては外部空間との関係性が大幅に絶たれることも少なくなく、自然現象に含まれる心地よさを取り入れることが難しいという課題感がありました。
「現象」チームでは自然現象に含まれる要素をテクノロジーの視点から分解・再構築することで内部空間においてこれまで扱うことが難しかった価値領域の開拓を試行します。
- 仮説・解決方法
仮説:
空間視点、3次元の奥行きと人の空間体験の目線から現象を紐解くことで、プロダクト開発軸とは異なる現象のデザイン余地が生まれるのではないか?
解決方法:自然現象を分析し心地よい要素を抽出→クイックな実験を通して現象の検証を行う→実験で得られた結果を反映し、空間デザインにおける可能性を探る。
- 将来的なビジョン
床壁天井の仕上げや什器のレイアウトと同じような次元で風や光、音などの現象的空間要因もデザイン対象として取り扱えるようになる。



谷 清鳳
デザイナー
主に企業のコミュニケーションデザインに関わる空間のデザインに携わってきました。
特に自然科学やデジタルコンテンツを内包するような体験のデザインが得意分野です。アナログな手法とテクノロジーを境界なくデザインしたいと思っています。

大栁 友飛
デザイナー
「空間とはなにか?」という根源的な問いのもと、デザインを通じた空間の探求と可能性の拡張がミッションです。空間のデザインはもちろん、マテリアルの開発やシステムの構築、ときには研究をして論文や書籍の制作を行うなど、多岐にわたって活動中。

鈴木 健太
テクニカルディレクター
情報工学・メディアアートをバックボーンに、テクノロジーを中心とした空間体験づくりに取り組む。ハードからソフトまで、アナログからデジタルまで、企画から現場まで、技術から表現まで、幅広い領域をつなぎ、融合させながら新しい空間創造をおこなう。

今井 健人
プランナー/エンジニア
専門である認知科学とメディアアートを土台に様々な媒体で創作活動を行う|万人へ錯覚を促す恣意的な空間体験づくりに取り組む|クマ財団5期生|SIGGRAPH ASIA 2022 Best XR Content Award, 第0回 Tech Direction Awardsなど受賞歴多数。