
Project Title
物質とメディアの融合
- 動機・課題
物質やマテリアルの持つ本来の特性を空間や表現と組み合わせたとき、今まで発想もしなかった使い方を想像させることが可能なのではないか。動かないマテリアルを制御によって動かすことで生まれる印象の変化とは。素材の持つ新たな側面を発見するプロジェクト。
- 仮説・解決方法
電気を流すことで透明度の変わるガラス、貼ることで貼った面から音がでるスピーカー、ミラーと一体になった境界の分からないディスプレイ、光を通すことで、ブルーモーメントを再現するガラスなど、ひとつひとつ不思議な特性を持つマテリアルたちをメディアと捉えて、組み合わせることでオーケストラを作った。マテリアルのメディア化によって作られた空間は普段の使用方法とは違い、様々なイマジネーションを生み出す。
- 将来的なビジョン
石や木、ガラスのように動かないマテリアルを動かすこと。タイムラインを与えることは、これまでの素材に対する考え方を一変させることが出来るのではないか。物質とメディアを融合させることで生まれる空間の可能性を探求する。

吉田 敬介
デザイナー
プロダクト、照明、インスタレーション、展望台や美術館などスケールや用途、様々な領域を経験。複雑なジオメトリーデザイン、マテリアルやファブリケーションなどプログラムで表現している。

永野 航
デザイナー
演出と空間を掛け合わせることで動きのある空間体験を作り出すことを得意とする。ジャンルやスケールに囚われず、常に技術と感性のはざまで新しい空間づくりに取り組む。

小山田 創
デザイナー
プログラミングを使ったコンピュテーショナルデザインを得意とし、企画展示、VRコンテンツ、展望施設など、空間デザインとメディアコンテンツを織り交ぜた空間体験づくりに取り組む。